プレートの名入れ方法の比較 比較表 表彰盾に名入れする加工方法のご紹介と比較
彫刻系
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レーザー彫刻
長所 金属からアクリル、木材など多くの素材に版下どおりに彫刻可能。曲面や細かいスペースも可能。
短所 複雑なカラー表現不可、2色程度までなら濃い凹色入れ、黒マーキングは可能。
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2D内部レーザー
長所 ガラス内部に、厚みのある半立体の文字やロゴを表現。奥行きが使えるので文字やロゴを重ねることも可能。
短所 名入れスペースや形状に制限。所細い文字はつぶれて見える場合あり。
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3D内部レーザー
長所 ガラス内部に、360度立体で物や風景、人物、動物、イラストを表現できる。
短所 製版代が高価。データ作成に時間がかかる。
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サンドブラスト
長所 比較的安価に早く、ガラスに名入れできる。石材にも名入れ可能。2Dレーザーより文字がはっきりしている。
短所 カラーは不可。精細なデザインにも不向き。単色なら色入れは可能。
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写真レーザー
長所 濃淡の表現が必要な写真のような内容を硝子内部に表現できる。(グレースケール・白黒写真風)
短所 カラーの表現は不可。
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ドリル彫刻
長所 仕上がりが早く、深く彫刻できるので凹色入れが容易。
短所 指定書体やロゴの彫刻が不可。
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腐食(薬品エッチング)
長所 文字やロゴを凹凸で表現。色入れ、メッキ、 表面処理で多彩な表現が可能。
短所 凹色入れ式なので、印刷とは違い色と色が隣通しになれない。
印刷系
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オフセット印刷
長所 表彰盾の場合は、多色、大量、グラデーションが必要な時に用いる。
短所 少量製作がコスト的に不可。
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シルク印刷
長所 お客様の指定の特色が必要な場合や背景のベタ、面でない対象物の時に使用。
短所 個別の差し替え等が、版代の関係で高価になる。
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インクジェット印刷
長所 製版が必要ないので、個別の差し替え印刷、グラデーションや写真など多色が必要な場合に有効。
短所 印刷面が平面が必須、印刷面の耐久度弱い。
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アルマイト染色(印刷)
長所 製版代がシルク印刷に比べ安価、早い。
短所 指定色が不可、工場にある決まった染料のみ。
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アルミレジスト(印刷)
長所 印刷(染色)された文字が多少凸になる。メタリックの表現や、金色と銀色の混合が表現可。
短所 指定色が不可、工程が多いため時間かかる場合もある。
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箔押し/ホットスタンプ
長所 布、木、樹脂などの素材に、光沢のある金や銀を表現できる。
短所 小さい文字や精細な表現が不可。
プレートの名入れ方法の比較 解説
表彰盾のプレートに名入れや絵柄を表現するには、「彫刻系」と「印刷系」の2種類の方法があります。
表彰盾のプレートに名入れや絵柄を表現するには、「彫刻系」と「印刷系」の2種類の方法があります。彫刻系の中には、さらに「レーザー彫刻」「2D内部レーザー」「3D内部レーザー」「サンドブラスト」「写真レーザー」「ドリル彫刻」「ダイアモンドカッター」「腐食加工(薬品エッチング)」があります。
レーザー彫刻について
レーザー彫刻は、ガラスから金属、アクリル、木材など、多くの素材に彫刻することができ、曲面や狭いスペースにも彫刻することが可能です。カラーの表現はできませんが、素材により、単色の色入れは可能です。
2D内部レーザーについて
2D内部レーザーは、ガラスの内部に厚みのある半立体の文字やロゴを再現でき、奥行きが使えるので、文字やロゴを重ねることも可能ですが、彫刻範囲の余白や形状に制限があります。
3D内部レーザーについて
3D内部レーザーは、ガラスの内部に、360度、立体で物や風景、人物、動物、イラスト等を表現できます。そのため、製版代はどうしてもやや高価になり、データ作成にも時間が掛かります。
サンドブラストについて
サンドブラストは、比較的安価に、早くガラスに名入れができる方法で、石材に名入れする場合にも用いられます。精細なデザインには不向きで、カラーは表現できませんが、単色なら色入れは可能です。
写真レーザーについて
写真レーザーは、濃淡の表現が必要な写真などの内容を、ガラスの内部に再現できるという特徴があります。カラーの表現はできません。
ドリル彫刻について
ドリル彫刻には、手彫りと機械彫りの2種類があり、仕上がりが早く、深く彫刻できるので、凹色入れが容易であるという特徴があります。一方、限られた書体でしか刻印できず、ロゴ等の彫刻はできません。
ダイアモンドカッターについて
ダイアモンドカッターによる彫刻の特徴は、彫りの深さは浅いのですが、彫刻した部分に独特の光沢があり、美しく見えるということです。ドリル彫刻と同様、指定書体やロゴの彫刻はできません。
腐食加工について
腐食加工は、文字やロゴ等を凹凸で表現する方法で、色入れやメッキ、各種表面処理などで、多彩な表現が可能です。凹色入れ式なので、色と色を隣同士にはできません。
印刷系の中には、さらに「オフセット印刷」「シルク印刷」「インクジェット印刷」「アルマイト染色(印刷)」「アルミレジスト(印刷)」「箔押し/ホットスタンプ」があります。
表彰盾のプレートでオフセット印刷をするのは、多色刷りであったり、大量印刷、またグラデーションが必要な時などです。少量印刷には向きません。
シルク印刷について
シルク印刷をするのは、指定の特色が必要な場合や、背景がベタ塗りの場合、また、平面でない対象物に印刷する場合です。名入れなどを個別に差し替えるケースでは、割高になります。
インクジェット印刷について
インクジェット印刷は、製版をする必要がありませんので、個別の差し替え印刷、また多色が必要な場合に重宝します。ただし、印刷面が平面であることが必須で、印刷の耐久度は弱めです。
アルマイト染色について
アルマイト染色は、製版代がシルク印刷に比べ安価で、早く仕上がるという特徴があります。指定色は使えず、工場にある決まった染料のみの着色になります。
アルミレジストについて
アルミレジストでは、メタリックの表現や、金色と銀色の混合が可能です。一方、指定色は再現できず、また工程が多いため、原稿によっては時間が掛かる場合もあります。印刷(染色)された部分が多少盛り上がるという特徴があります。
箔押し/ホットスタンプについて
箔押し/ホットスタンプでは、布、木、樹脂などの素材に、光沢のある金や銀が表現できます。一方、小さい文字や精細な表現はできません。
以上、表彰盾のプレートに名入れや絵柄を表現する方法について、解説いたしました。