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サンドブラストと2Dレーザー

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彫刻内容の違い

サンドブラスト彫刻名入れ

サンドブラストは、クリスタルや硝子盾に、高圧力で砂や金属粉を吹き付け、硝子のひょう面を削って彫刻名入れする方法です。クリスタルの形状や用途により、表側か裏側あるいは両面に加工を施します。ひょう面を削るため深彫りして凹色入れができるのもメリット一つです。

2D、内部レーザー彫刻
硝子内部フォトレーザー

レーザー光線を硝子内側に照射して内部を彫刻名入れします。文字やロゴマーク等が、硝子内に浮かんでいるように見えます。文字やマークが厚みを持ち側面が見えるので弊社では2Dと呼んでます。同じ方法で硝子内に白黒写真を表現することもできます(この場合厚み無し)

2.5D、半立体内部レーザー

上の動画のフォトレーザーと下の3D立体レーザーの中間として、疑似的に立体に見せる2.5Dレーザー名入れも弊社では作成してます。人物等の正面写真1枚を盛上らせて側面を持たせて立体に見せます。ゆえに裏側はありませんがインパクトのある製品ができます。

3D、(360度)完全立体
ガラス内部レーザー

建物や自動車、またはCGキャラクター等を立体のまま硝子内部に表現します。天地左右前後の5-6枚の写真や設計図面などから3Dのデータを作成して硝子内にレーザー彫刻します。右動画のトロフィーはバレーシューズを立体表現してます。

クリスタルへのサンドブラストと2Dレーザー名入れワンポイントアドバイス

石井トロフィー社長の石井です。私の独自意見でございますが、クリスタルトロフィーや時計、 ガラス盾などへのオリジナル名入れについて、サンドブラスト彫刻と硝子内部レーザーの ご選択の際のアドバイスをさせていただきます。

右下の2つのクリスタルの正面写真のとおり、右側のサンドブラスト名入れと、 左側の2Dレーザー名入れでは、正面からは同じように見えます。 しかし側面から見ますと、2Dレーザーは硝子内部に彫刻されているため、 文字やロゴマークが硝子の中に浮かんでいるように見えて、高価な製品のイメージになります。 ただ名入れ費用は各製品により異なりますが、実はコストの違いはあまりありません。 また2Dレーザーは、硝子内部空間を彫刻しているので、 文字やマークを前後に重ねるなどの面白い表現をすることも可能です (この場合は通常よりコスト上がる場合がございます)。

サンドブラストと2Dレーザー正面写真

サンドブラストと2Dレーザーの側面写真

しかしながら、下写真のように両方の彫刻部分をアップしてみますと、 サンドブラストのほうが、文字のディテールがしっかり彫られていて綺麗なことがわかります。 また、納期重視、スピード重視の場合は、現状では加工期間が短いサンドブラストをお勧めしています。 更にサンドブラストのもう一つの利点は、単色であれば彫ったマーク等に凹色入れできることです。

2Dレーザー加工アップ写真

サンドブラストのアップ写真

内部レーザーは文字の背後にロゴを重ねられる

サンドブラストして凹金色、銀色入れの例

弊社が、作成や取扱いしているクリスタル製品は、 サンドブラストと2Dレーザーの両方の加工に対応しているものが多いので、 デザインや納期などによりご選択下さい。 またお問合せ頂ければ、各条件を考慮しましてベストな方法をご提案させて頂きます。 またクリスタルへのもう一つの名入れ方法としてUVダイレクトカラープリントがあります。 ロゴやデザインをフルカラーや、グラテーションで表現する必要がある場合はお勧めとなります。 但しこちらはクリスタル形状により対応してない製品もございますのでご注意ください。 更に弊社の場合は、1つの製品に対して、この3つの名入れ方法を複合加工できますので、 よりオリジナリィーに富んだデザイン、製品をご提供できます。ご相談下さい。

2Dレーザー名入れ加工と、ひょう面レーザー名入れ加工の比較動画

レーザー光線による彫刻について、クリスタル内部に加工するレーザーとアクリルの「ひょう面」を加工するレーザーの動画をアップしましたので、ご参考にご覧下さい。

クリスタルを名入れするレーザーは硝子の透過性のよさを利用して主に内部に彫刻することが多いです。クリスタル自体の厚みがある製品には3D立体名入れも可能。動画は2D加工の ペーパーウェイトWA001

アクリルトロフィーやアクリル盾の名入れ加工にもレーザー光線が用いられます。こちらはアクリル表側または裏側の「ひょう面」を彫刻して文字やマークを白く表現。動画は アクリル盾AE7389

クリスタル素材とサンドブラスト彫刻、3D立体と2D内部レーザー加工について

クリスタルトロフィーやクリスタル盾の特徴の1つが、透明なガラスに文字や図柄が刻印されているということです。
透明に輝くクリスタルに図柄を刻印するには、大きく2つの方法があります。1つはサンドブラスト加工、もう1つは2Dレーザー加工です。

サンドブラスト加工とは、ガラスの表面に細かい砂を吹き付けて、図柄を削り出す方法です。
これは実はかなり古くから使われてきた手法で、もともとは19世紀に船のサビを取るために生まれたのだとか。当初はサビ取りや塗装をはがすために開発された技術でしたが、現在ではガラス彫刻だけでなく、墓石の刻印やIC回路の加工など、幅広く使われています。
サンドブラストは、比較的安価な彫刻方法です。精細なデザインには不向きで、カラーは表現できませんが、単色なら色入れは可能です。

彫刻に使われる「砂」は、硅砂のほか、ガラスビーズやナイロン、中には植物の殻や種など、多彩な素材が使われています。
サンドブラストで加工すると、加工した箇所がすりガラスのようになるので、その表面を触ると、かすかにざらざらしてへこんでいるのがわかります。

もう1つの手法である2Dレーザーは、レーザーでガラスの内部に図柄を刻印する方法です。レーザーでガラスに小さなドットを打ち込んでいき、そのドットで図柄を作っていきます。

2Dレーザー加工の最大の特徴は「ガラスの内部に刻印できる」ということです。サンドブラストのように表面を削るのではなく、内部に刻印しますので、ガラスの中に図柄が浮かんでいるように見えます。これこそが2Dレーザーの特徴です。

デザインや名入れ文字などをパソコンなどで作り、そのデータをレーザーで削っていくので、立体的な図柄も作成可能です。また、奥行きが使えるので、文字やロゴを重ねることも可能です。
物体を360度全方向から表現することのできる3Dレーザーもあり、インパクト強い表現ができます。

基本的には2Dでも3Dでも手法は同じです。2Dレーザー加工の場合でも、平面のデータに多少厚みをもたせて彫刻できますので、刻印されたガラスを斜めから見ると、図柄にそれなりの厚みがあるのがわかります。さらには写真レーザーと呼ばれる手法もあり、 こちらは同じくクリスタル内部に刻印しますが、厚みはありません。その代わりに細かいドットで濃淡を表現できますので、白黒写真のように画像を浮かび上がらせることができます。

クリスタルトロフィーでは、先にロゴなどを2Dレーザーで刻印しておいて、受賞者が決まってからその方の名前をサンドブラストで刻印するなどの手法も行われます。
両者の適性を上手く生かして、魅力あふれるクリスタルトロフィーが作られています。